東京都で起こる地震などの防災を考える
今回は最近色々な所が揺れていて地震の事をもう少し真剣に考えなきゃならないなと思い、色々体験した事や用意したものなどを記載したいと思います。
昔から患者さんに、「鍼を打っている間に地震が来たらどうするの?」と時々聞かれていて、その時は、「急いで抜きますよ」と回答していました。
実際、こないだの火曜日に緊急地震速報が流れ、施術中でしたが、急いで鍼を抜き、患者着を着替えてもらい、もし揺れが来た場合はベッドの下にバスタオルや荷物と共にはいる事を話ました。
今回は警報のあと何事もなかったので良かったですがこれで対応はあっているのかと疑問に思いました。
そこで、1月は能登半島地震があり、 3月は千葉で地震が頻発していて本当に来たら大丈夫かと思い、 先日北区の防災センター(地震の科学館) に子供と行ってきました。
平日だったので、館内、体験も少人数でした。建物は二つに分かれていて展示品や液状化現象の簡単な実験ができる道具があったり、液晶画面をタッチして避難所の説明をビンゴ形式でおこなったりする所と地震た火災の煙体験ができる施設に分かれていました。
体験施設のほうに移動して最初に係の方の説明やお話を聞いていざ実践!
体験できる部屋はフローリングと畳がありましたがフローリングにしました。
震度0から始まり最終的には震度7を経験します。
怖くなったり気分が悪くなった方は手を上げれば止めてもらえるの でご安心ください。
さて、ここからは実際に感じた肌感覚を書いていきます。
震度0から2ぐらいはよくある感じで何となく揺れてるなって感覚 。
急いで何かしようとか思うような雰囲気ではありません。
歩いていたら気が付かない事もありそうです。
震度3からこれより強くなったらちょっと怖いとか警戒感が出る感 じがします。
おそらく1階で被災している体なので2階とかそれより上に進むに つれて体感震度は2ぐらい上がるのではないでしょうか?
この場合、そろそろ部屋のドア開けておこうかとか想像します。
震度4はテーブルがあったら入ろうって思うような揺れで周りの棚 や動くものが気になると思います。
この辺りまでは何かと取りに行ったり色々余裕を持って出来るでしょう。実際に震度が強くなったら難しいですが。
震度5弱は東日本大震災の時に経験しています。
建物から出ようと思ったけど舎人ライナーの線路が凄く揺れていて 倒れるかもって感じでビル内に戻り、布団やタオル、 貴重品と共にベッドの下に入りビルが潰れてたらアウトだなとか考 えていました。
今回は練習でしたがやはり危険ですぐに身を守る事だけに専念する かと思います。
そして、 実際に施術中であればここまでなら鍼を抜ける気がします。
震度5強はもう弱とほとんど区別はつきませんでしたが少し揺れが 強くこれ以上は立っていられない気がしました。
体験では最初からに丸くなり頭を守っている姿勢からスタートなの で立つことはできません。
そして、立とうとしても立てるか大分怪しいです。
震度6弱
ここで子供はギブアップしました。
その日の夜、おねしょしたらどうしよう、夜泣きしたら、 怖くて眠れなかったらとか色々考えましたが気苦労だけで済みまし た。
でもそれが起こってもおかしくないほどのエネルギーがそこにはあ りました。
実際に被災したらこれらは現実に起こるであろうと考えます。
ここからは他の親子と私だけで体験です。
子供には私の様子を見てるよういいました。
6強からはもうフローリングのエリアにいましたが屈んでいても身 体が壁の方に滑っていきます。
何かに捕まってないとスルスルと滑っていく事を学びました。
震度7
これはもう家壊れるんじゃないかと感じると思います。
建築関係の方と何人かお話したら家は潰れないだろうけど外壁など はひび割れしたりはあると思うって言ってました。
体感としてはもうどうにもならないので地震が治まるのを屈んだり 、テーブル等の足をしっかり持って待つしかなさそうです。
人間の限界と無力さを感じました。
最後に関東大震災の地震波形が残っていて再現出来ているからやり ますか?
終わるまで2分ほどかかります。
と聞かれたのでせっかくだから体験しておこうと思い、 お願いしました。
この体験から鍼をしている時に地震が起こったらを想定すると
揺れたら即、 入れておいて動きにくそうな所や危険な所から素早く抜く。
抜針した後は止血はあとで、 出来れば10秒ぐらいまでで必要なところは抜きたい。 理想は全部。
今では緊急地震速報の音があるからそこからなら15秒ぐらいいけ るか?
勝負は震度5ぐらいまでで6からはベッドからも落ちそうな勢いで す。
鍼灸院であれば、 こんな感じだけどスーパーなら棚から急いで離れるとか美容室なら 中断して何処にいても5より上はなかなかむずかしそうです。
そして、当院として出来ることを考えた結果、 防災グッズを用意しておこうとなりました。
防災グッズもピンキリですが患者さんにも対応となると自分含め3 人分は必要かなと。
一次避難と考えると避難所までや1日生き延びる為の道具
二次避難クラスだと少くなく見積もっても一週間分は必要そう。
これは大変ですが、 少しずつ買い揃えていてまだすぐには完成しないですが、 みなさんが少しでも安心してここに来れるようにしたいと思います 。
現在、充電器や簡易トイレ、水、ライトなど購入しています。
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