東洋医学的鍼灸治療と西洋医学的鍼灸治療の違い(トリガーなど)

東洋医学的鍼灸治療と西洋医学的鍼灸治療の違い(トリガーなど)

東洋医学的鍼灸治療と西洋医学的鍼灸治療の違い(トリガーなど)

初めに

ざっくりとした説明をしていきたいと思います。

それぞれ、詳細は後に記載しますので、じっくり読みたい方は少し先に進んでください。

 

 

 

要するに、東洋医学的鍼灸治療は伝統的な東洋医学の原則に従い、気のバランスを調整することを目指し、西洋医学的鍼灸治療は神経刺激や生理学的メカニズムに焦点を当てて病状を改善しようとします。どちらのアプローチも効果的であり、選択肢の一つとして考えることが重要です。

東洋医学的鍼灸治療

東洋医学的鍼灸治療は、伝統的な東洋の医学システムに基づいています。これには中国の伝統医学である中医学や、日本独自に進化した伝統医学である漢方医学が含まれます。東洋医学的鍼灸治療は、気(気血)の流れやバランスを調整することを重視します。診断には脈診や舌診などの伝統的な方法が使われ、鍼や灸を用いて身体の調和を取り戻そうとします。

西洋医学的鍼灸治療

西洋医学的鍼灸治療は、西洋医学の診断や治療原則に基づいています。これには神経学や生理学の知識が含まれ、鍼や灸を神経刺激として用い、疾患や痛みの症状を改善しようとします。西洋医学的鍼灸治療は、科学的証拠に基づくアプローチを強調し、臨床研究などが行われています。

当院では、こちらを中心に施術を計画しています。ですので、東洋医学の複雑な知識を必要とせず患者さん自身が病院やテレビ等で耳にすることのある単語や用語で説明でき、納得してもらえると考えているからです。

まとめ

要するに、東洋医学的鍼灸治療は伝統的な東洋医学の原則に従い、気のバランスを調整することを目指し、西洋医学的鍼灸治療は神経刺激や生理学的メカニズムに焦点を当てて病状を改善しようとします。どちらのアプローチも効果的であり、選択肢の一つとして考えることが重要です。

東洋医学的鍼灸治療の詳細

東洋医学的鍼灸治療

東洋医学的鍼灸治療は、古代中国の中医学を基盤とし、中国の漢方理論を鍼灸として使用するとしてそれぞれのツボに薬性と同じように穴性をつけて使用したりします。

以下はこの考え方の特徴となります。

 

気(気血)の考え方

東洋医学的鍼灸治療の根本には、身体内を流れる「気(気血)」というエネルギーの概念があります。このエネルギーは、身体全体を支配し、健康と疾患に大きな影響を与えると考えられています。気は経絡と呼ばれる経路を通って流れ、特定のツボで表れます。鍼灸師は気の流れを調整し、バランスを取り戻そうとします。気の流れが阻害されると、痛みや病気が発生するとされます。

 

伝統的な診断法

東洋医学的鍼灸治療では、伝統的な診断法が中心的です。これには脈診、舌診、五臓六腑理論などが含まれます。診断は総合的であり、患者さんの病状を理解するためにこれらの方法を使用します。脈診では脈の強さ、リズム、深さなどを評価し、舌診では舌の色、形、湿度などを観察します。これには個人の見解や技術、経験で差が出たりするので中国では最近デジタル化してベテラン鍼灸師と新人鍼灸師でも診断に差がつかないように新しい機械が開発されたそうです。

 

鍼と灸の使用

東洋医学的鍼灸治療では、主に鍼と灸が使用されます。鍼は細い針を特定の経絡やツボに刺し、気の流れを調整し、エネルギーの滞りを解消します。灸は特定のツボに温熱を加えて気を活性化させる方法です。これらの治療法は身体の調和を取り戻すために使用されます。今現在日本でも灸のエビデンスを取ろうと頑張っている会社や灸院があります。まだまだ、症例数としては少ないですが、結果だけ閲覧していると色々と効果が実際にありそうです。

 

個別化された治療

東洋医学的鍼灸治療は、患者の個別の病状や症状に合わせて治療を提供します。同じ病状でも、患者さんごとに異なる経絡やツボが選択されることがあります。治療は個別化されており、患者さんの状態に合わせて調整されます。これは実は西洋医学的鍼灸にも言えることでそれぞれテンプレートはあるものの症状が変化していくので必要に応じて施術する場所を増やしたり減らしたりしています。

 

予防と健康維持:

東洋医学的鍼灸治療は、予防と健康維持にも適しています。バランスのとれた気の流れを維持することで、疾患の予防や健康の維持が可能とされています。患者は病気が進行する前に鍼灸治療を受けることが一般的です。有名なのは足三里というツボで、長寿のツボやエネルギーの補充に使われたりします。松尾芭蕉や日本一長生きした男性も使用していたそうです。

 

東洋医学的鍼灸治療は、伝統的な東洋医学の原則に基づいており、気のバランスを取り戻すことで健康を維持または回復しようとします。このアプローチは個別化されており、伝統的な診断法と経絡理論に基づいて行われるため、西洋医学的アプローチと異なる独自の特性を持っています。

 

体系的なアプローチ

東洋医学的鍼灸治療は、身体の不調を単一の症状として捉えず、全体的なバランスを考慮します。病気や不調は、体内の気の流れに影響を与えることから、症状の原因を特定し、根本的な改善を目指します。このため、症状を和らげるだけでなく、根本的な問題に対処します。

 

自然治癒力の活性化

東洋医学的鍼灸治療は、身体の自然な治癒力を活性化することに焦点を当てています。鍼や灸の刺激は、身体の自己修復メカニズムを刺激し、不調を解消しようとします。症状の緩和だけでなく、根本的な治療を通じて持続的な健康改善を追求します。

 

総合的な医療システム

東洋医学的鍼灸治療は、東洋医学の一部として位置づけられており、漢方医学や気功などの他の伝統的な治療法と統合されることがあります。これにより、総合的なアプローチが提供され、患者の健康に関連するさまざまな側面を考慮します。

 

総括すると、東洋医学的鍼灸治療は、気のバランスと伝統的な診断法に基づいています。個別化されたアプローチ、自然治癒力の活性化、根本的な治療を強調し、予防と健康維持にも適しています。東洋医学的鍼灸治療は、西洋医学的アプローチとは異なる独自の哲学と実践を持ち、多くの患者にとって有用な選択肢となっています。

西洋医学的鍼灸治療について詳細

西洋医学的鍼灸治療は、西洋医学の原則と診断法に基づいたアプローチで、鍼灸療法を西洋医学と統合するものです。

以下はその特徴的な考え方となっています。

 

生理学と神経学のアプローチ

西洋医学的鍼灸治療は、鍼や灸が生理学的メカニズムに影響を与えるという考え方に基づいています。鍼の刺激は神経系に影響を及ぼし、ホルモンの分泌、炎症の調整、血液循環の増加などの生理学的反応を引き起こすとされています。治療を通じて身体の自然な治癒プロセスが活性化されることを目指します。

 

証拠に基づくアプローチ

西洋医学的鍼灸治療は科学的証拠に基づいています。臨床研究や試験により、鍼灸の有効性と安全性が検証され、西洋医学の診断と治療に統合されています。これにより、鍼灸治療が特定の疾患や症状の管理に有益であることが確立されています。当院では世界中で発表される文献を読んでは理解を深めたり、新しく仕入れした情報をテストしてみたり日々研究しています。

 

解剖学的知識

西洋医学的鍼灸師は解剖学に基づいてツボや経絡の位置を理解し、鍼を正確に刺し、生体組織に対する影響を予測します。治療の際に特定の神経経路や筋肉に焦点を当て、痛みや不調を緩和しようとします。アメリカでの鍼灸治療で最近よく耳にするのがトリガー療法です。

各筋肉には痛みを止めたり緩和したりするポイントがありそこに刺すという手技です。当院では、多くの鍼を使用するので自然とトリガー療法も含まれる形となっています。

 

病状の緩和

西洋医学的鍼灸治療は主に痛みや疾患の緩和に焦点を当てます。鍼灸療法は慢性疼痛、筋肉の緊張、不眠症、頭痛、不安などの症状を和らげるのに効果的であるとされています。特に、疼痛管理において広く利用されています。

ここが当院の真骨頂でございます。浅い鍼や無痛無感の鍼で治る方はむしろそちらのほうが好ましいと思いますが、それでは治らなかったり、病院でもなかなか難しかった症状も当院でなら改善できるかもしれません。

 

統合医療の一部

西洋医学的鍼灸治療は、西洋医学と統合医療の一部として位置づけられています。これは、西洋医学の診断と治療に鍼灸療法を組み合わせ、病気や疾患の緩和、薬物依存の削減、手術前後のケア、不快な副作用の緩和などに利用されています。

実際に当院でも頭痛薬の使用量が減少したりまったく飲まなくなるなどは日常的に起こっています。

 

カスタマイズされた治療

西洋医学的鍼灸治療は患者の個別の病状や症状に合わせて治療を提供します。診断の基になる西洋医学の診断結果を基に、特定の鍼灸療法が選択されます。患者に合わせたアプローチが採用されることが一般的です。

病院では見逃しがちな別の視点や、部位を施術することによって多くの患者さんが改善しています。西洋医学での診断は必要ですが時間をかけご本人と話しをしたり追跡調査がゆっくりできるのが個人店のいいところではあります。

 

総合的な健康改善:

西洋医学的鍼灸治療は、症状の緩和だけでなく、総合的な健康改善を追求します。身体のバランスの回復と自然治癒力の活性化に焦点を当て、患者の生活の質を向上させることを目指します。

当院では、職業柄再発が予想される方は、その症状が収まったら月1回ご来院いただくことをおすすめしています。再発してしても症状が軽く、悪化していくと月1来ていてもまとめて来ていても来る回数はあまり変わらないからです。しかしながら、痛くもないのに来院するのは面倒くさいのも十分わかっております。ご自身の都合でそこはお考えください。

 

総括すると、西洋医学的鍼灸治療は、西洋医学の原則と科学的証拠に基づいており、痛みや不調の緩和、健康改善、疾患管理などに利用されています。このアプローチは、西洋医学との統合を通じて多くの患者にとって有用な選択肢となっています。

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