先月の新規患者様の治療成績(効果)肩こり、腰痛,鍼(針)

先月の新規患者様の治療成績(効果)肩こり、腰痛,鍼(針)

先月の新規患者様の治療成績(効果)肩こり、腰痛,鍼(針)

先月の新規患者様の治療成績の一部を掲載します。

継続来院:8名中6名が継続して来院されています。2名は1回のみの来院であり、その後の経過は分かりませんが、当院では病院と同様に知らせがない場合は良い知らせと考慮しています。

 

その根拠

過去の施術後、調子が良くなれば来院しなくても構わない旨を伝えており、良くなったらはがきや連絡をいただいたり、数か月後に再来院された際には初回施術後の経過を尋ねています。その結果、調子が良くなったという報告や、痛みや辛かった症状が楽になったといった声を多数頂いているからです。

逆に、1回の施術で良くなっているか分からない患者さんが来院しなかったケースもあります。その理由として、鍼が非常に痛かったということが挙げられます。鍼の刺激には個人差があり、1本の鍼ですら痛みに耐えられない方もいらっしゃいます。今年はまだそのようなケースはありませんが、去年は2名程度の方がいらっしゃいました。

 

痛みに対する選択:痛みに耐えられず当院の施術を断念するという選択をする患者さんもいます。このような方々は施術中のリアクションから判断することができますので、すぐにわかります。

 

ふと思い出した昔話

先生からの助言

過去、先生に「鍼が痛すぎて受けれない患者さんがまれにいますがなんとか痛くなく治療する方法はありませんか?」と相談した際、

「この治療法は痛みのあるところに響くから効果があるため、多少の手加減はできるかもしれないが、完全な無痛は難しいだろう」

というアドバイスをいただきました。

治療の理論上、痛いところに刺激を与えることが効果があるとされるため、無痛を実現するのは難しいということです。

確かに理論でそのようになっているのだからこのやり方をしている限り無痛は厳しいだろうと思いました。

「では痛みやしびれで困っているがこの治療が受けれない場合はどうしたらいいですか?」と問いをかけたら

痛みやしびれに困っているが当院の治療が受けられない場合、師匠からは「全員を救うことはできない。その場合、痛みを感じない治療法を探す必要がある」との回答がありました。

なんだか自分は妙に納得してしまい、確かに全員救えたらほかの治療法は必要性が少なくなり、薬や手術も副作用やリスクはあるのだからこのやり方のいいところでもありよくないところはここだろうと考えていました。

 

それからというもの、当院を選んで来院してくださる患者さんには、症状ができるだけ楽になるよう努めつつ、個々の限界点を見極めたり、鍼の刺激に慣れている方には最適なパフォーマンスを提供することを心掛けています。

話がそれまいしたが、以下が先月の各種症状に対する治療成績の一部です。

30代男性の腰痛

10年前から腰と股関節の痛みに悩んでいる患者さんのケースを取り上げます。

この患者さんは、重たいものを持ったり、車の運転中に痛めた可能性があると考えています。症状としては、1時間以上座っていると痛みが現れるほか、身体を伸ばすと反対側が引っ張られるような感覚があります。

過去に病院を受診した際には、特に異常は見つかりませんでした。その後、当院で施術を通じて5回の治療を行いました。

 

初回の施術では、患者さんが鍼の痛みにあまり慣れていないことから、腰に焦点を当てました。2回目には少し勇気を出して鍼治療を受けていただき、少しずつ慣れてきたので股関節の治療も行いました。

鍼の量は徐々に増やし、現在では必要な部位に鍼を施すことができるようになりました。

痛みや症状の経過を見ると、2回目の問診時には痛みが軽減され、腰の曲がりも少し改善されました。

3回目では、前回と同様に症状が緩和され、現在の状態では5割程度の改善が見られます。

4回目の施術では、患者さんのできることが増え、回復がさらに進みました。座っていても痛みがあまり出なくなりました。ただし、長時間丘や坂の多い場所を歩いた際には少しずつ痛みが現れるようです。

5回目では、長時間座っていても痛みはなく、電車の中に椅子も問題ないそうです。現状として腰の硬い感じはまだあるそう。

 

所感

鍼治療の効果はよく出ていてると思います。なぜなら、10年もの間痛みに悩んでいたにもかかわらず、比較的早い段階で治療効果が現れているからです。さらに、適切な加減を行っているにもかかわらず、ここまでの改善が見られることは評価に値します。

40代男性、首のこりと肩甲骨と背骨の間のコリ

この患者さんは、25年前から首のコリを感じていました。最近コリが余計ひどく感じるようになった為、来院されたとの事です。

鍼の施術に対しては少し痛みがありますが、それほど我慢できないほどではありませんでした。そのため、効果を早く実感できるように施術を行いつつ、若干の加減を加えました。

5回ほどの施術を経て、次回からは2週間後に予約を設定し、症状の再発や回復具合を確認することにしました。

2回目の問診時には、背中のハリはかなり軽減されましたが、首のコリはまだ残っている感じがありました。

3回目では、背中のハリは完全に消失し、首のコリも減少してきましたが、まだ少し残っていました。

4回目の施術では、首のコリはセッションごとに取れてきており、まだ少し残っていましたが、気にならない程度まで回復しました。5回目には、確かになんとなくコリを感じるものの、来院する前と比べると大幅に改善されていました。

現在は、日常生活や仕事に支障はなく、毎週の来院が必要なくなるほど回復しているため、2週間後に予約を設定しました。

 

所感

25年もの間首のコリに悩んでいた患者さんを早期に改善できたことは良かったですが、個人的には何となく残るコリが気になります。ただし、日常生活に支障がでるような事はなくなったのでそこはよかったと思います。

70代男性股関節と足の痛みとしびれ

この患者さんは、重い荷物を受け取った際に股関節から大腿部前面、膝の上あたりまでが強く痛み、夜も眠れないほどの痛みがあります。少しの時間でも座って立つ時痛みがすごく強い。ただし、歩いている際には特に痛みは感じないとのことです。

来院前の1週間は近くの整骨院で施術を受けていましたが、施術後は一時的に改善するものの、その日のうちに痛みが再び強くなり、進歩は見られなかったそうです。

当院に来院されたのは娘さんの紹介であり、娘さんも同系列の鍼灸院での施術によって改善した経験があり、そのため当院を紹介してくれたそうです。

初回の施術終了時には痛みの改善は見られず、時間に余裕があったため、腸骨筋を施術してみました。当日は変化はほとんどなかったですが、2日後から痛みが段々と収まり、痛みの程度が約2割程度減少しました。また、夜も眠れるようになったそうです。

2回目の問診時には、実は近くの整骨院に通っていたことを明かされました。整骨院も併用したほうが方が早く改善すると考えていたとのことです。

しかし、結果として確実な事は言えませんが、3回目に整骨院に行かずに当院の施術だけを受けた結果、回復度合いが5割まで向上したことから、マッサージが効果的ではなかった可能性があると考えられます。

その理由として、鍼によって筋肉を緩めているのに対し、電気刺激や強いマッサージは筋肉を収縮させます。したがって、筋肉を緩める時間が長いほど回復が促進されるのに対し、収縮させると逆効果になる可能性があると説明しました。

4回目の施術では、座っていて立ち上がるとまだ痛みが出ますが、その程度は約2割程度だそうです。5回目では、なんとなく痛みを感じる程度で、今月から祭りの準備が始まるため、来院が難しくなるかもしれないほど回復しています。

 

所感

高齢の75歳ぐらいからは、鍼治療による改善率は5割程度であることをお話ししていました。人間の回復力が低下しているため、なかなか完全に回復しない場合もあるのです。しかし、今回は順調に効果がありました。

腸骨筋に注目したことが功を奏したと感じています。もし初回からそれに気づかなかった場合、回復までに1週間遅れる可能性があったでしょう。

20代女性 腰、仙骨、股関節の痛み

数か月前に病院を受診し、梨状筋の癒着があることが判明し、癒着を剥がすための注射を5回ほど受けたそうです。その結果、痛みは少し軽減されましたが、日常生活には依然として支障があります。歩行も痛みがあり、座っていても痛むため、横になっていることが多いとのことです。

梨状筋の癒着と聞いた時には、その癒着を剥がせばすぐに良くなるだろうと思い、腰や股関節、梨状筋周辺に集中的に施術を行いました。

2回目の問診時には、仙骨の痛みはなくなりましたが、他の痛みはあまり改善されていないようでした。施術に何か問題があるのかと考え、アプローチを変えて再度施術を行いました。

3回目の問診時には、症状にほとんど変化が見られませんでした。そこで、梨状筋の癒着が今の痛みの原因ではないかもしれないと考え、横向き(側臥位)になって股関節の下や腸骨筋にも施術を行いました。

4回目から大きな変化が現れ、歩行時の痛みが軽減し、座っていても不安感はありますが痛みはないとの報告がありました。症状の変化を受けて同様の施術を継続し、痛みが徐々に下に降りて大腿後面や側面にも少し感じられるようになったため、それらの部位も追加で施術しました。

5回目には、歩行時の痛みが消失し、寝ている間に痛みで目が覚めることもなくなりました。残るのはわずかに痛む大腿部と不安感が取れれば完治と言える状態です。

 

所感

現時点ではまだ施術は終了していないため、最終的な評価はできませんが、先入観や情報に囚われることで見逃すこともあると再認識しました。

病院での結果は参考になりますが、それを鵜呑みにすると気づきが遅れることもあります。もし1週間早く気づけたら良かったと思いますが、改善された部分もあるため、評価は難しいです。

追記

具合をみていると今月で終了できそうなペースで痛みは消失しています。

50代、男性腰痛、股関節痛、右背中の痛み

ゴルフが好きな方で疲労や使い過ぎで腰、股関節、背中を痛めているとのこと。

背中については、何もしていない状態でも突然激痛が走るとのことです。

この症状は使用過多によるものであるため、筋肉を緩めて疲労を回復させることで改善していく可能性があると考えました。

結果として、3回の施術を行い、徐々に症状が改善されているようです。調子が良くなってきて首や腰骨の前部分にも少し痛みがある気になるとのことで、うつ伏せの姿勢から行える施術も取り入れています。仰向けの姿勢も必要だと思われます。

順調に改善が見られているが、あと少し時間が必要と考えられます。

40代男性、腰の痛みと足首から先のしびれ、だるさ

手の中指あたりのしびれと背中の凝り、腰痛と足先のしびれとだるさで来院しました。

まず初めにつらい優先順位をつけてもらい、施術時間と治療効率を考えた結果、腰痛と足先のしびれ、だるさを優先させることにしました。

1回目は腰、股関節、ふくらはぎに鍼を刺しました。

2回目の問診時には、足のしびれは取れていて腰痛も大分軽減したそうです。予定ではもう少し回数が必要かと想定していましたがこれだけ改善したので安定させる為再度同様の施術を行いました。

次回予定では、首と背中と手の痺れについて着手していけたらと考えています。

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